妊娠中は、主人や両親などの家族からはもちろん、お店の人や電車で会った見知らぬ人からも大切にしてもらい、そういった意味でも、幸せな記憶として残っていますが、唯一辛かったのがつわりです。
妊娠が発覚してしばらくは、「本当に私は妊娠しているのかな?」と思えるほど、普段の体調と全く変わりがありませんでしたが、十週くらいから、とうとうつわりが始まりました。
朝起きると、空腹でムカムカして気持ちが悪いので、主人のお弁当や朝食の準備をする前に、まずは乳酸菌飲料を飲むようにしていました。
するとムカムカはずっとマシになります。
そして主人を送り出し、自分も朝食をとると、なぜか一時間もするとまたお腹が空きだすので、おにぎり二つとおかずなど、一食分くらいの間食をとります。
午後三時くらいまでは、比較的体調は良いのですが、夕方から急激に辛くなってきて、横にならずにはいられず、何度も吐いたりして、夕食はとても食べられたものではありませんでした。
私の体調の波を把握してからは、自分の食事は午後三時くらいまでに全て済ませ、家事は午前中に終わらせるようにして、夕方以降は何もしなくても良いように調整していました。
今でも当時の写真を見ると、つわりを思い出して気分が悪くなるくらいですが、妊娠二十週を過ぎた頃からマシになり、そのうち完全に無くなりました。